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建物の寿命を守る!鉄筋爆裂修繕の原因と対策とは?
建物のメンテナンスに関心が高く、長期的な資産価値を守ることを重視する方にとって、大切な資産である建物を、いつまでも美しく、安全に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、鉄筋コンクリート造の建物では、鉄筋爆裂と呼ばれる現象が発生することがあります。
放置すると、コンクリートが剥落したり、漏水が発生したりするなど、建物の構造強度を著しく低下させる恐れがあります。
この記事では、鉄筋爆裂の原因と具体的な修繕方法について解説していきます。
□鉄筋爆裂が起こる原因とは
1:水はけの悪い立地や雨水浸透桝
コンクリートは、水を吸い上げる性質を持っています。
そのため、水はけの悪い土地に建てられた建物では、雨水がコンクリート内部に浸透しやすく、鉄筋の腐食を促進させてしまいます。
近年では、雨水浸透桝と呼ばれる、雨水を排水溝に流すのではなく、庭に浸透させるための設備が普及しています。
しかし、雨水浸透桝が適切に設置されていない場合、基礎の周りが水で溢れ、鉄筋爆裂の原因となることがあります。
2:基礎の割れ
基礎にひび割れがあると、そこから水分や炭酸ガスがコンクリート内部に浸入し、鉄筋を腐食させてしまいます。
ひび割れは、地震や地盤沈下などによって発生する可能性がありますが、施工不良が原因となるケースもあります。
3:塩害
海に近い地域では、潮風による塩害が、鉄筋の腐食を促進させる要因となります。
塩分を含む潮風がコンクリートに付着すると、コンクリート内部の塩化イオン濃度が上昇し、鉄筋の腐食が加速されてしまいます。
4:鉢植えの水やり
意外と思われるかもしれませんが、鉢植えの水やりも鉄筋爆裂の原因となることがあります。
特に、基礎の近くに鉢植えを置き、頻繁に水やりを行う場合は、基礎に水が染み込み、鉄筋の腐食を促進してしまう可能性があります。
□爆裂修繕の具体的な方法
1:欠損部の除去
まずは、爆裂によって欠損したコンクリートを丁寧に除去します。
この際、錆びている鉄筋も同時に露出させます。
2:錆の除去
露出した鉄筋の錆を、ワイヤーブラシやサンドブラストなどで完全に除去します。
錆が残っていると、再び腐食が発生する可能性があるため、この工程は非常に重要です。
3:防錆処理
錆を除去した鉄筋に、防錆剤を塗布します。
防錆剤は、鉄筋の腐食を抑制する効果があり、鉄筋爆裂の再発防止に役立ちます。
4:モルタルでの補修
最後に、除去したコンクリート部分を、補修用のモルタルで埋め戻します。
モルタルは、強度と耐久性に優れた材料を使用し、元のコンクリートと一体化するように丁寧に施工します。
□まとめ
鉄筋爆裂は、建物の構造強度を低下させる可能性のある深刻な問題です。
原因としては、水はけの悪い立地や雨水浸透桝、基礎の割れ、塩害、鉢植えの水やりなどが挙げられます。
鉄筋爆裂が発生した場合、放置すると建物の安全性に影響を及ぼすため、早期に修繕を行うことが重要です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、鉄筋爆裂を予防し、建物の資産価値を守れるでしょう。
当社は、笑顔あふれるいい住まいづくりを目指しています。
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